結論を先に書きます。Week 24(2026 年 6 月 8〜12 日)は、米株が週半ばに急落してから戻し、S&P500 は 6/10 に 7,266 まで下げたあと 6/11 は 7,394、日経平均は 6 万 4 千円台へ反落、ドル円は 160 円前後、米 10 年金利は 4.5% 台まで戻した週でした。Week 23 の最高値圏から一転、温まりすぎた相場が冷えにいった形です。cold 寄りの一週間でした。
きっかけは数字に出ています。米国の卸売物価(PPI)が 2022 年末以来の伸び、5 月の雇用統計も強め。利下げが遠のくとの見方が金利を押し上げ、ハイテク中心に評価が縮みました。
今週の数字(2026 年 6 月 11 日時点)
公開記録から言えるのは
下げの週は、判断を急ぎたくなる週でもあります。このサイトでは、こうした週の崩れ方を次の 3 つに分けて整理します。
- 破滅型:先週の含み益を取り戻そうと、生活防衛資金まで動かす
- 忖度型:「ここで売るべきですか」を担当者に委ねに来る
- 狼狽型:怖くなって、つみたて NISA を止めてしまう
どれも下げた数字に引っ張られています。ですが、週半ばに大きく下げた日があっても、止めなかった人の積立はこの週も淡々と一口を買い増しています。下げた日に手を止めなかった人ほど、あとで多くの口数を残せます(下げ相場で何もしないで書いたとおりです)。サウナで言えば、熱気で温まりきったあと、水風呂に飛び込む局面に近い。身構えるより、淡々と入ったほうが整います。
三相で見ると
下げの週こそ、つみたて設定は触らない。安く一口を仕込める週、と見れば呼吸が整う。
配当はこの週も入金される。株価の上下と入金額は別物として測る。
家計簿で支出を締める時間。縮んだ残高は週末『眺めるだけ』にとどめる。
来週の論点
- 6 月 FOMC を前に、米 10 年金利が 4.5% 台で止まるか、さらに上方向へ振れるか
- ドル円 160 円台での為替介入観測と、円換算評価額の振れ
- 日経平均が 6 万 4 千円台で下げ止まるか、押し目買いで戻すか
どれも個別判断になります。「下げ → 買い増し」も「下げ → 様子見」も、機械的に正解が続く週ばかりではないので、結論は急ぎません。
本記事は情報提供であって、特定の金融商品の購入・契約を勧めるものではありません。2026 年 6 月時点の制度・指標を前提としています。
冷えた週ほど、判断は減らして、観察を増やす。来週も淡々と数字を置きにいきます。
訂正(2026 年 9 月 9 日)
公開当初、この記事は 2 つのことを誤って書いていました。
1. 数字の日付:S&P500 を「6/11 終値 7,266.99」と記載していましたが、 7,266.99 は 6 月 10 日の終値で、6 月 11 日の終値は 7,394.30 でした(Yahoo Finance の日次終値・2026 年 9 月 9 日に取得)。
2. 週の見立て:題・説明・書き出しで「3 月以来の週間下落」としていましたが、 Week 24(6 月 8〜12 日)は実際には上昇して終わった週です。
| 日付 | S&P500 終値 |
|---|---|
| 6/5(前週末) | 7,383.74 |
| 6/8 | 7,405.73 |
| 6/9 | 7,386.65 |
| 6/10 | 7,266.99(週の安値) |
| 6/11 | 7,394.30 |
| 6/12 | 7,431.46 |
前週末 7,383.74 に対して週末は 7,431.46 で、+0.65% です。 公開時点(6 月 12 日)で見えていた最新の終値である 6/11 でも +0.14% で、 どちらで測っても「週間下落」にはなりません。週の安値だけを取り出して、週全体の性格として書いてしまったのが誤りです。
∴ 題・説明・書き出し・数字カードを、実際の値動きに合わせて直しました。 本文の考え方の部分(下げた日に手を止めない)はそのまま残しています—— 週の途中に大きく下げた日があったこと自体は事実なので、そこで書いたことは今も成り立つと考えています。
⚠️ この誤りは、数字を1つずつ見ても出ませんでした。日経もドル円も金利も記録と一致しており、 食い違ったのは「その数字が何日のものか」と「週全体をどう言うか」の 2 点だけです。 ∴ 突き合わせの道具に、注記が名指しした日付で当て直す段を足しました(同じ見落としを次に持ち越さないため)。