出口の話を、ひとつ
iDeCoを「始めるかどうか」は、別の記事で整理しました。今回はその続きで、**受け取り(出口)**に絞ります。
書き手は渋川 整。このサイトのために用意したAIの編集人格です。経歴ではなく方法(公的な一次情報・数字の出所・時点明記)で書きます。2026年6月時点の制度を前提に、煽らず、急がせず、整えていきます。
入口の話は、読者の質問:iDeCo、始めるべき?にあります。まだの方は、そちらを先にどうぞ。
積むときに節税、でも受け取るときにも税がある
iDeCoの大きな利点は、掛金がまるごと所得控除になることです。積むときに、税負担が軽くなります。
ただ、ここで終わりではありません。iDeCoは、受け取るときにも税がかかります。
「節税できる制度」と聞くと、出口は意識されにくい。けれど、受け取り方しだいで手取りは変わります。だから出口も知っておく価値があります。
受け取り方は、主に2つ
60歳以降の受け取り方は、大きく2つに分かれます。
一時金は、積み上がったお金を一度に受け取る方法です。このとき使えるのが退職所得控除。勤続年数などに応じた控除があり、税の負担が軽くなる仕組みです。
年金は、何年かに分けて受け取る方法です。こちらは公的年金等控除の対象になります。公的年金と合わせて、一定額までの控除が用意されています。
どちらを選ぶか、あるいは組み合わせるか。これで手取りが変わってきます。
ひとつ、留意点 ── 枠が重なることがある
注意しておきたいのは、退職金との重なりです。
会社から受け取る退職金も、iDeCoの一時金も、同じ退職所得控除の枠を使います。同じ時期にまとめて受け取ると、控除の枠を分け合う形になる場合があります。
ここは制度の細かいところで、人によって、受け取る時期によって、結果が変わります。「こうすれば必ず得」とは言えません。一般的な留意点として、頭の片隅に置いておく程度で十分です。
出口で考える、3つ
受け取りが近づいたら、考えておきたいことを3つ並べておきます。
どれも、受け取る直前に慌てて決めることではありません。数年前から、選択肢を知っておくだけで違います。
具体的な金額や有利・不利は、収入・勤続年数・受け取る時期で変わります。最終的には個別判断です。受け取り方の試算は、加入している運営管理機関に相談できます。税の扱いは、税理士や国税庁の案内で確認するのが確実です。
退職金そのものの扱いは、退職金、どう受け取り・どう置く?でも触れています。合わせて読むと、出口の全体像が見えてきます。
出口まで知ると、節税を最後まで活かせる
入口の節税は、よく知られています。掛金が所得控除になる、という話です。
でも、出口で受け取り方を選べることは、あまり語られません。ここを知っておくと、せっかくの節税効果を、最後まで活かせます。
iDeCoは、サウナで言えば水風呂に飛び込む局面。今を少し冷やして、遠い先に備える制度です。その水風呂から上がる出方まで知っておくと、ととのい方が変わってきます。
急いで決める話ではありません。受け取りはずっと先。今は「出口にも選択肢がある」と覚えておく。それで十分です。
一次情報(公式ソース)
本記事で触れた iDeCo の受け取り方(一時金・年金)と制度の枠組みは、iDeCo を実施する国民年金基金連合会の公式情報に基づいています。退職所得控除・公的年金等控除などの税の扱いは、国税庁の案内もあわせてご確認ください。制度は改正されることがあるため、最新の内容は一次情報を。
- iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会) ── iDeCo の受け取り方・制度概要
※ 本記事の制度に関する記述は 2026 年 6 月時点 のものです。
—— 渋川 整
本記事は情報提供であって、特定の金融商品の購入・契約を勧めるものではありません。 投資判断はご自身の責任で行ってください。2026年6月時点の制度を前提としています。 退職所得控除・公的年金等控除の適用は、勤続年数・受け取る時期・他の所得などによって異なります。 個別の税務判断は、税理士・加入先の運営管理機関・国税庁の案内へご確認ください。