結論を先に書きます。Week 25(2026 年 6 月 15〜19 日)は、日経平均が史上最高値を更新して 7 万 1 千円台に乗せた一方、米国では FOMC のドットプロットが年内利上げを示唆と受け止められ、相場が週半ばに水を差された週でした。ドル円は 161 円台と 2024 年 7 月以来の円安水準。Week 24 の冷えた相場から一転、日本株は熱気の頂点へ向かいました。hot 寄りの一週間です。
きっかけは日米で別の方向を向いています。日本では半導体・AI 関連への買いが続き、製造装置やテスト関連を中心に相場が押し上げられました。米国では 6 月 16〜17 日の FOMC が、5 月に就任したウォーシュ新議長の下で開かれました。政策金利は 3.50〜3.75% に据え置き(全会一致)。ただし同時に公表された経済見通し(SEP)で、参加者のドットプロット中央値が 2026 年末 3.8% へ上方修正され、18 人中 9 人が年内の利上げを見込む と報じられました。委員会としてハト派色が後退したと受け止められ、株は週半ばに急落しています。
今週の数字(2026 年 6 月 18〜19 日時点)
数字は丸めています。最新値と正確な終値は、記事末の公開情報で各自ご確認ください。
公開記録から言えるのは
下げの週だけでなく、最高値を更新する週にも、人のお金の温度は静かに上がります。過去の高値圏の公開記録を並べると、繰り返し見えてくる崩れ方は次の 3 つです。
- 破滅型:乗り遅れまいと、生活防衛資金やレバレッジまで使って一気に買い乗せする
- 忖度型:「今からでも間に合いますか」を、誰かに決めてもらいに行く
- 狼狽型:上げの最中に怖くなって、利益確定を焦るか、つみたて自体を止めてしまう
どれも上がった数字に引っ張られています。ですが、史上最高値といっても、止めなかった人のつみたてはこの週も淡々と一口を買っているだけです。高値で増額に走るより、設定を触らずに続けたほうが、結局は高値づかみを避けられます(下げ相場で何もしないの裏返しで、上げ相場でも「何もしない」が効きます)。サウナで言えば、熱気で一番温まりきった頂点に近い。気持ちいいからと長居すると、のぼせます。
三相で見ると
記録的な高値ほど、つみたて設定はいじらない。『上がってから増額』は高値づかみになりやすい。淡々と一口。
円安で円換算の評価額は派手に膨らむ。配当も評価益も累積で見て、最高値の数字に呼吸を合わせない。
家計簿で 6 月の支出を締める時間。膨らんだ残高は週末『眺めるだけ』にとどめる。
来週の論点
- 年内利上げが本当に来るか。2026 年 6 月の SEP(6/17 公表・18 人提出)では、参加者の半数(9 人)が 2026 年末に現行レンジ(3.5〜3.75%)超えを見込んでいる
- ドル円 161 円台での為替介入観測と、円換算評価額の振れ
- 日経平均が 7 万 1 千円台で過熱せず続くか、半導体物色が一服するか
どれも個別判断になります。「最高値 → 利益確定」も「最高値 → 持ち続ける」も、機械的に正解が続く週ばかりではないので、結論は急ぎません。
参考(公開情報)
本記事は情報提供であって、特定の金融商品の購入・契約を勧めるものではありません。指標は 2026 年 6 月 18〜19 日時点の公開情報に基づき、丸めた数値です。
温まりきった頂点ほど、判断は減らして、観察を増やす。そろそろ外気浴で温度を測り直す局面です。来週も淡々と数字を置きにいきます。